長年大切にしてきたアニメやゲームの世界に、予告や告知を通じて突然Vtuberが入り込むと、多くの熱心なファンは違和感を覚え、反感を抱くものだ。その背景には、例えば『ガンダム』シリーズと最新Vtuberコラボの事例があり、そこでファンたちは『世界観が台無しになった』『作品の深さや真剣さが失われた』と怒りを顕にした。これは一見、ごく自然な反応のように思えるが、実は根深く、長年築き上げてきた作品の魂を安易に切り売りし、流行や金儲けのためだけに使い倒す企業の姿勢に対して、多くのファンが不信と失望を感じている証左だ。まさに、長期的な視点から見れば、こうした行為は作品の本質を傷つけ、ファンの信頼を大きく毀損していく結果となるだろう。
一方、コラボを全面的に否定するわけではないが、しばしば過熱しすぎて、逆効果となってしまうケースも見過ごせない。例えば、くら寿司やホロライブ、にじさんじが頻繁に行うコラボキャンペーンでは、人気キャラクターや既存の作品を使ったグッズや企画があまりにも多くなり、飽きと失望を生む。実際、ファンの声には、「また同じパターンか」「もう見飽きた」といった苛立ちや、「この展開は金儲けだけに走っている」と冷めた目線も多い。それも当然だ。なぜなら、こうしたやり方は、一時的な話題作りにすぎず、長期的なブランド力や作品の魅力を犠牲にしているからだ。たとえば、過去に大ヒットしたVtuberグループとのコラボ商品が、次第に“使い古されたパターン”となり、逆に「やりすぎ感」を加速させている実態もある。こうした結果、信頼は揺らぎ、ブランドの未来に不安も生じている。まさに、利益を追求するあまり、作品の質が犠牲になり、その結末としてファンの心が離れてしまう懸念が拭えないのだ。
さらに問題は、コラボレーションの繰り返しにある。たとえば、ホロライブやにじさんじのキャンペーンを振り返ると、似たようなグッズ群や企画が延々と続いているため、ファンは新しさに飽き、次第に冷めてしまう。こうした現象は、単なるパターン化の結果だ。コラボに新鮮さや工夫が欠かせないに、同じようなアイデアやキャラクターの使い回しが続くと、結局は『またか』と飽きられ、ブランド自体の魅力は失われていく。それに伴い、『この作品はもう終わっている』とか『本来の良さが消えた』といった声も増えている。最終的には、コラボのためのコラボ、また流行に迎合した一時的な盛り上がりだけが残り、作品の核や価値観は希薄になる。この悪循環を断ち切るためには、デタラメな戦略を見直し、真にクリエイティブで心を動かす企画を追求すべきだと、多くの専門家やファンは訴えている。
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